夏近し?例年より暑くなるのが早い気がします。
シーズンオフメンテナンスのご案内を葉書にてお送りしました。

葉書には紙面の制約があり簡単なことしか書いておりませんので補足いたします。

1 種類(料金)
2 作業日
3 お申込み方法
4 ご自身でメンテナンスされる際に。注意点
5 来年以降の方針

1 種類(料金は、ご案内の葉書に記載しております) 
1)全メンテナンス
2)簡易メンテナンス(排気経路のみ)
・上の2つのメニューからお選びください。
・「簡易メンテナンス」の場合、炉内のバックパネルを外しての掃除や本体外装を外しての機械部の掃除等は予め済ませておいてください。方法は取扱説明書やメーカー(輸入元)のホームページにてご確認ください。
・部品交換が必要となった場合の部品代および工賃を含んでおりません。
・屋根上・高所作業を伴う場合や2人以上での作業となる場合は、料金が変わります。
・当方より30kmを超える場合、超過分の交通費(ガソリン代)を、また高速道路料金も実費にてお願いします。
・遠方時、2件お伺いする場合は、折半となりますので片道分をご負担ください。
・作業時間は内容次第で変わりますが、およそ2~4時間です。

※内部を乾燥させておいてください

雨の後や湿気の多い日が続いた場合、排気管(煙突)内が湿気で濡れている場合があります(特に3種換気のお住いは外の湿気を引き込みやすいです)。この場合、前日~作業開始の2時間程度前までに一度、火を入れて乾燥させておいていただいてけると作業を完遂できます。湿っていると十分な作業ができませんのでご協力いただけると助かります。

2 作業日
・月~土曜日 (祝祭日は承ります)
・午前の部 9時~、午後の部 14時~(午前の進捗次第です)
一日に2件以上お伺いしなければならないため、早い時間帯からの作業となりますがご了承ください。朝は屋外の作業から開始することもできます。午後は午前が終わり次第向かいます。およそ14時からとお考えください。
・ご希望の曜日およびNGの曜日をお知らせいただけると調整がスムーズで、早めにお伺いできます。
・土曜日および祝祭日限定でお申込みいただく場合、長くお待たせしてしまうかもしれません。

※雨天時は、昨年までは予備日を設けておりましたが、今年は再度調整させてください。

3 お申込み方法
・なるべく電話以外の手段でお願いします。
・手段としては、メール、Facebookメッセンジャー、LINE、ホームページの問合せフォームなど。SMS、FAXでも承ります。日程を調整してお返事いたします。

4 ご自身でメンテナンスされる際に。注意点
取扱説明書を参照してください。またメーカー各社のホームページに解説や動画がありますのでリンクしておきます。
シモタニ (ALCOTTへのリンク。現行モデルでは一部部材が変更されています。EMERSONは別ページ)
豊実精工(ペレスター メンテナンス動画)
ミツイバウマテリアル(LINCAR、MORETTI 詳細な動画です。関連動画も参考になります)

・灰のチェックを。
排気筒を掃除する際に、灰の溜まり方をよく観察してください。ブラシを入れて黒い固い塊状のものが落ちてくる場合、これは燃焼時に何らかの理由でタールが発生し、固着したもので、可燃性です。除去せずに数年間放置したまま使い続けると、排気経路にて火がつく、いわゆる「煙道火災」が起こる可能性があります。
タールが固着するほどに出るのは燃焼状態に問題があります(排気筒の先端に付く分には問題ありません)。強めの火力で、(空気量調整のできる機種は)空気も気持ち多めでお使いください。弱燃焼でお使いになる場合も、使い始めの1時間程度は強く燃やし、炉内および排気筒の温度を上げてから弱めるようにしてください。
細かいサラサラした灰であれば問題ありません。灰が大量に出る場合は、12月末頃に一度、排気経路の掃除をお勧めします(特に壁貫通の横引き部に溜ますりやすい)。ペレットの品質(灰分)にもよりますが、1シーズンで1トン以上、ペレットを燃やす方はやった方がよいと思います。
上記のことはご依頼いただいた際には毎年チェックし、使い方のアドバイスを差し上げております。木質燃料の使用は、くれぐれも”慣れ”すぎないようにご留意ください。

・ブラシ挿入時の注意点
屋外側から排気筒にブラシを挿入する際に、排気ファンの羽にブラシをぶつけないように注意してください。

・排気経路はすべてきれいに
詰まり気味の箇所が残っていると詰まりやすくなりますので、灰の取り残しのないように。

・さび止め
市販のサビ止めスプレーやオリーブオイルの塗布が効果的です。「水とりぞうさん」などの除湿剤はいっぱいになったら交換してください。2,3ヶ月で交換が目安です。

5 来年以降の方針
来年からは一部、外注でのメンテナンスを考えております。外部の人や従業員に作業を依頼した場合、人件費を考慮した料金設定を検討しなければなりません。これまでは私一人の仕事としてやってまいりましたが、おかげさまで順調に伸びておりまして、一人でできることに限りが出てきました。
同業者でメンテナンスを外注で実施している例ですと、だいたい一件25,000円くらいから。一日2件実施し、一日分の作業代を支払うとなると最低でもそのくらいになりそうです。これまで比較的安価な料金体系でやってまいりましたので「一気に料金が上がるなんて!」とお叱りを受けそうです。
そこで、お客様ご自身によるメンテナンスがやりやすくなるような方法も考えております。機種やメーカーごとのメンテナンス講習会を開催し、ご自身でできるようになっていただく、というものです。ストーブへの理解が深まり、またこれまで以上に愛着がわくと想像します。当方にご依頼いただくのは数年に一回でよいかと思います。来年以降、実施する方向で検討しております。