ご挨拶
「
森と水と太陽のエネルギー舎」では毎日の暮らしやお仕事に自然の恵みを活かせるよう、”使える”自然エネルギーをお届けし、豊かな暮らしをご提案します。
約20年、環境関連の技術開発、調査・執筆に従事してきましたので、木質バイオマス、再生可能エネルギーの国内外での変遷も見てきました。その経験を踏まえ、今日のペレットストーブは日々の暮らしを豊かにするのはもちろん、環境や森林の再生にも貢献し、山から得られる収入を増やせる多面的な効用のある優れものだと惚れ込んでいます（課題の感じ方も年々深くなる一方ですが）。
はじめてペレットストーブに触れたのは90年代でしたが、その頃と比べ、現在では格段の進歩を遂げています。特にヨーロッパでは暖房としての性能と安全面の規格が厳しく設定され、社会に完全に定着したと言ってもよい段階まで来ています。EU圏での年間のペレットストーブの販売台数は50万台とのことですから、日本の2,000～4,000台と比べその経験知は圧倒的です。
たとえば美しさではPIAZZETTA（ピアツェッタ）のマヨルカ焼きタイルで覆われた外装。ひと目見て惚れてしまいます。工業製品ながら、一枚一枚シリアルNo.の入ったこのタイルだけは手作りです。
制御でいえばOlsberg（オルスバーグ）では、設定温度ごとの最適燃焼を維持するために給気と排気の気圧差を常時測定してペレット供給量と排気ファンの回転数にフィードバックさせています。天然石に蓄熱し、いったん温まるとなかなか冷えません。他のメーカーも”よく制御された燃焼装置”と言える完成度になっています。
特にここ１，２年で高気密住宅やドイツのパッシブハウス認証住宅に向けた「シールドストーブ」、「エアタイト構造」が登場し、注目されています。
日本でもメーカー各社の切磋琢磨で、10年前がはるか昔に感じるほど性能が向上しています。国産は価格面でもリーズナブルな機種が多いです。
（上で、説明なしに専門用語を使ってしまって申し訳ございません。詳しいご説明は、ぜひご来場いただいた際に！ ）
ペレットストーブは、あったかさはもちろん、取り扱いも簡単で、質実剛健タイプからデザイン性も追求したもの、自動着火、自動温度制御、リモコン、タイマー付き、自動クリーニングまで、いろいろあります。
ぜひ皆様に気軽に火のある暮らしを楽しんでいただきたいと願っております。
施工には徹底してこだわっています。
お客様のたいせつな家に手を入れるわけですから、各社各様で頻繁に改善されていく住宅の構造について常に学び、間違いのない施工を行います。気密を維持するポイントではわずかな隙間も残さない封止、排気管周辺の温度勾配を最小にするための断熱処理も施します。既築の高気密住宅でも気密もれをさせないノウハウがあります。
住宅の仕様の変容は、「業界の方々でも理解するのに苦労されているのでは？」と感じるくらい激しいものがあるように思います。素材や設備（機構）の特性と配慮すべき点について勉強する毎日です。
ペレットストーブ業界への貢献にも積極的です。
これまで勉強してきたこと、試行錯誤しての到達点については、業界で共有し、議論してよりレベルの高い仕事ができるよう、またやる気のある後発の業者が学べるように積極的に公開しています。
メーカーや輸入元の講習会や社員研修にて、今では年５、６回、プレゼンテーションや実演する機会をいただくようになりました。
メンテナンスではお客様からお褒めいただくことがしばしばあります。自分では丁寧な仕事がスタンダードですから、お褒めいただいて改めて意識することも。丁寧さを売りにするしかなかった創業時から変わらぬ方針、いえ、むしろ「どうすればより確実に。きれいに。丁寧に」できるかいつも考えていますので、毎年少しずつやり方が変わっているはずです。
まだまだ小さな規模の事業ではありますが、ご提案から施工、アフターまで、継続してお客様にご満足いただけるよう、日々熟考勉強努力を心がけております。加えて、東京海上日動のビジネス保険に加入しており、万が一の施工トラブルも保証いたします。
独自の長期間保証サービスを設けておりますので、安心して永くお使いいただけます。
ブログに必ずお役に立てるであろう情報を掲載していますので、お時間のある時にご笑覧いただければ幸いです。
現在のところ自宅兼ショールームにストーブを最大10台展示しております。ぜひ一度足をお運びください。
森と水と太陽のエネルギー舎
小林一朗
沿革
2013年1月 事業開始
事業開始前に先輩業者の指導を受け研修。
3月より設置開始。2013年度10軒、2014年（～2015年3月）は28軒の設置をさせていただきました。
2008年に、ペレットストーブの性能および主に林業への経済効果を試算する仕事をやらせていただいたご縁で、以降、普及に関わりたいと思いを募らせていました。環境分野で長く仕事をしていたのでペレットストーブは早くから知っていましたが、これほどよくなっていたとは驚きでした。
2012年から事業開始のため研修、準備を進め、2013年より実際に販売施工を行っております。
2016年現在、取り扱いブランドは12まで増えました。取り扱い開始前にメーカーや輸入元に出向いてストーブを解体しては組み立ててみて、それぞれの特性・構造を理解した上で、年数社ずつ取り扱いを増やしました。
今後は研修を続けていた薪ストーブに加え、ストーブ以外の木質事業、再エネ事業にも取り組むべく準備しています。
