この度、ペレットストーブ導入をお考えのお客様向けの新サービスとして「セカンドオピニオン」を始めました。
(2023年秋からは、月一件ペースでご依頼いただいています。事の性質上、SNS等で公開していませんが)
(利用するシステムと費用は こちら をご覧ください)
ペレットストーブはいったん購入しますと通常は10年以上の長期間使われるのが一般的です。またいったん設置しますと、「やっぱりあっちの方がよかった」と、位置を変えることは通常はできません。この機種で本当によかったのか?別の場所ならもっと効率よく温まったのに。。。などなど、はじめにもっと考えておけばよかったと思えることもしばしばです。
ストーブとは長い付き合いになりますのでその間、付き合うことになる販売店との信頼関係づくりはとっても大切なことです。一方、納得いくまでユーザー自身が考え、検討し、決定することもとっても大切です。
そのためには、考えるための素材(知識、情報)があると役に立つはずです。
しかし、一般の方がペレットストーブや温熱環境、住宅仕様について多角的かつ専門的に検討するのは。難しいと思います。
そこで!
“売ろうとしない”立場からの専門的な意見があれば!
きっと役に立つに違いない。
長く付き合うペレットストーブですから、納得のいく選択をしていただきたい。
こうした考えからこのサービスを始めることにいたしました。
対象としましては、当店ではストーブをご購入いただかないお客様に限らせていただきます。
ストーブの購入先として複数の販売店を比べることは普通にあることと思います。「あっちではこう言われ、こっちではああ言われ、何が正しいのだろう???」なんとか受注につなげるために相見積もりで無理してお値引きすることもありえるでしょう。
第三者からの意見が決断の参考になるはずです。
※見積り価格を見て詳細な違いまでをお客様が理解するのは一般に難しいです。値引き要請がきついと結果として安価な資材を選びたくなることや、工事に無理が出ることがありえます。販売店の立場から意見しますと、信頼できる販売店だと確信できましたら、任せた方がメリットは大きいと思います。
次に問題になるのが下記の点。こちらの課題。
「セカンドオピニオンなんて。それが提供できるだけの技術と専門性があなたにはあるのですか?」
当然の疑問です。なかったらゴメンナサイ(Facebookやブログの内容からご判断ください)。多少の費用はかかりますが、まずは一回お試しいただければと思います。
特に私が拘っているのは、「断熱、気密、換気」の3点セットの認識とその対応です。
例えばブログ
「2025年省エネ適合義務化に向けて 断熱等級6以上でも信頼されるペレットストーブ工事とは。貫通部気密処理について。」
をご一読いただければ幸いです。
ちなみに当店は、ここ数年、メーカー・輸入元が主催する同業者向けの技術講習会や社員研修のほか日本ペレットストーブ工業会等でプレゼンテーションさせていただく機会があります。年5回程度。当方でメーカーの新機種のテストや開発段階での試用などのご依頼をいただくことも増えております。
講習会はこんな感じです。
PIAZZETTAの輸入元 グリーンフッドの野坂GMのFacebookより。
講習会で「これを読んで学んでください」とお伝えしている資料がこちらです。ストーブに関連するものですが、ストーブを取り巻く全体像をつかみながら仕事をするためには、最新技術の習得はもとより、木質バイオマスエネルギーに関わるサプライチェーン、政策や世界の動向に至るまで広範な知識が必要であることがおわかりいただけるはずです。
※ペレットストーブそのものについては一般図書は無いに等しく、各社のホームページやカタログ以外となると作成したPowerPointなどになりますのでご紹介できる公開資料がありません。講習では実技、実測や写真、動画資料そして各社の技術資料を使って説明しています。
https://www.facebook.com/renewable.small/photos/a.1474284889527361/2076847755937735/?type=3
https://www.facebook.com/renewable.small/photos/a.1474284889527361/2054973144791863/?type=3
上のようなことをやらせていただいてきました(シモタニさんでの研修の翌日は、中部地方の販売店さんに呼びかけて”オーバーホール研修会”を主催しました)。機会をいただいた各社の皆様に感謝申し上げます。このような仕事をしているストーブ屋は日本全国探しても他にはいないと思います(この先も7/5現在で計5件の講習会・社員研修やストーブの排気筒実証テスト、ペレット燃料の試作(条件の検討)のご依頼をいただいております)。
「コンサルティング始めたらいいじゃないですか」と勧められることもしばしばで、 自分の得意を商売に生かせるなら嬉しいことですが 、でもいったい誰を対象に?需要あるでしょうか?一般ユーザーさんにはお伝えする内容が専門的過ぎても多すぎてもどうかと思いますし、そもそも(当店顧客以外の方とは)接点がありません。業者やメーカー向けには今後も続けていきますし、
そこで、
専門性を生かしてお役に立てそうな分野として、
セカンドオピニオン
を考えました。
これならお客様にそれほどの負担をいただかなくても専門的な見解をご提供できます。
進め方については こちら のページをご参照ください。
守っていただきたいことがひとつございます。
それは「購入予定の販売店名を当方に明かさない」こと。
付き合いや過去のいきさつがありますので、私情を挟んでしまわないように。業界には足を向けて寝られない恩人も少なくありません。またなるべく偏見を持たずにご意見するためでもあります。寒冷地かどうか意見する上での重要な材料になりますので、お住まいの地域がどの辺りかはお聞きします。
「森と水と太陽のエネルギー舎はこのような意見だった」とお求め予定の販売店さんに伝えていただくのは構いません。そこで「余計なことをしてくれるな!」と当方にクレームが寄せられることはやむをえません。意見の内容を吟味してのクレームならむしろ前進です。入念な検討がなされるわけですから。ですが、そもそも気に入らないということでしたら。その販売店さんは選ばない方がよいのでは?
現地調査なしの情報の不完全性や当方の認識不足により意見が誤っていることもありえるはずです。
そうしたことがあり得ることも踏まえてのセカンドオピニオンだとお考えください。
主役はお客様です。お客様の判断の一助としていただくためのサービスです。
なお、当サービスをご利用いただいた遠方のお客様のご来訪は大歓迎いたします。遠くからご足労いただきますので当初の費用のみにて承ります。
お問い合わせお申し込みお待ちしております。
(お申込み前に こちら をご覧ください)