いつもはFacebookに投稿しておりますが今回はブログに。
今週前半は岐阜県のペレットストーブ製造メーカー回りをしてきました。

今シーズンから販売させていただいている豊実精工さんと、既に当店の最人気機種になった感のある「ALCOTT」のシモタニさんを訪問。ついでに「南飛騨ぬくもりペレット」を製造されている南ひだウッド協同組合さんにも寄らせてもらいました。

豊実精工Pellestar HPS-200

豊実精工Pellestar HPS-200

豊実精工さんのペレットストーブ「Pellestar(ペレスター)」は、薪ストーブのような外観と温かさに定評のあるストーブです。”温かい”を越えて、”暑い”ストーブと言ってもよいくらいの暖房能力、輻射熱の強さが魅力です。もっと人気があっても不思議ではない機種です。
今回、製造ライン全般とストーブ以外の生産物・ラインを見せていただきました。ファンを除くほぼすべての部品を内製しているとのことで、プログラムも外注ではなく自社開発とのこと。技術の高さは噂通りだな、と私は感心しきりでした。

部品の内製率が高いメリットもあるでしょう。
ペレットストーブのような、これからも改良や技術的発展の余地のまだまだある製品については、漸次改良が続くと思われます。その際、外注や量産品のパーツに頼ってしまうと、交換用部品は、
・不動在庫になる可能性のあるものを大量に抱えるか
・規定の年数を超えて交換が必要な場合は新台に買い換えてもらうか
になると思います。数年先に部品が既に世の中にない、ということもあり得ます。
高性能な工作機械を保有し一個からでもパーツ製造ができるメーカーは、この点、有利です。豊実精工さんの対応能力は高そうだなと感じました。
豊実精工さんのアピールは「100年ストーブ」なので。パーツ交換でそのくらいの長期使うことを想定していますよ、という自信の現れですね。

岐阜には技術力のある中小規模(”中”といってもかなり大きいですが)の工場・メーカーがたくさんあるが、総じて部品メーカーであり、消費者に直接販売できるアイテムを持つのが悲願だった、とか。この話は岐阜以外のところでも話題になることがありますね。

今シーズンからペレスターには新たなラインナップで従来機よりも小型の「HPS-200」が加わりました。小さいのに、とにかく”暑い”!燃焼室と熱交換の仕組みに改善とノウハウがある、という話です。200は9月の発売予定。
従来機の「HPS-100」も、燃焼室が改良され新たに「HPS-110」として登場。こちらも”暑い”!当店でも新築のお客様からご予約をいただいており、近日設置予定です。

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シモタニさんではペレットストーブ談義で盛り上がり。この度発足したペレットストーブ工業会発足についても聞きました。ストーブ燃焼理論や高気密住宅での施工の理論についても激しく(?)意見交換できました。これが毎度楽しみだったりします。
それはそうと、今回の訪問の目的は、各色ある機種「EMERSON」の色味を再確認。ご検討中のお客様がカラーをどう選択するか悩んでおられるので各色の雰囲気を確認しました。
家の雰囲気とのマッチングを考えて今回は”つや消しブラック”がオススメかなぁ。

20150826_10203420150826_10301620150826_10314020150826_102027ちょうどよい色見本がないのですが。とりあえず3色。

長くなってしまったのでペレット工場については別の投稿にて。